一般的に男性より女性の方が便秘に悩まされる人が多いといわれている便秘。
女性は男性より腹筋が弱く腸の働きが落ちやすいことや、
月経前や妊娠中のホルモンの変化も便秘を引き起こす原因となります。
それに加え産後においては、会陰切開や帝王切開の傷跡が気になっていきみにくいこと、
また、母乳をつくるために水分が必要なこと、
産後の運動不足になることなどが影響し、便が硬くなることもあります。
また、赤ちゃんのお世話により排泄のタイミングを逃してしまうことや、
ストレスなどにより交感神経が優位となり胃腸の働きが抑えられてしまうことも原因の一つといえます。
そして便秘から痔に悩まされる人も少なくありません。
●産後ヨガで不調改善!
産後の便秘には「腹筋をつけること」「ストレスを軽減すること」がポイント!
<舟のポーズ>
体操座りをしたら、太ももの裏を両手でサポートしたまま足を上げます。
この時腹筋を引き込むように使うのがポイント!
おへそを背中の法へ引き寄せたまま、自然な呼吸を繰り返してください。
<腹式呼吸>
イライラしたりストレスが溜まると、呼吸は浅くなってしまいます。
いつもよりゆったりとした呼吸を意識しましょう。
鼻から息を吐くときにおなかをへこませ、吸う息で自然に戻します。
いつもの呼吸の倍以上の長さを意識して。
目を閉じたり、心地のよい風景を思い浮かべるなど
できるだけゆったりとした気分で最低5分くらい呼吸をしてみましょう。
(アドバイザー:産後ヨガインストラクター 柘植有美)