1980年代より始まったピンクリボン運動。
乳がんについての正しい知識を多くの人に知って頂き、
その結果乳がんから引き起こされる悲しみから一人でも多くの人を守る活動です。
名古屋ピンクリボンフェスタでは、
毎年10月をピンクリボン月間として一人でも多くの方に「乳がんの正しい知識の習得」
「検診の大切さ」を考えながら
来場した女性や親子が楽しめるイベントを開催いたします。
皆様のご来場、心よりお待ちしております。
ピンクリボンのデザインとメッセージを載せた
2台のバスが名古屋市内を走ります。
今年は歩行者天国で賑わう南大津通にてピンクリボンフェスタを開催します。
セミナーやステージイベントを通して、乳がんについての知識を深めながら、がん健診・早期発見の大切さをお伝えしてまいります。
また名古屋市乳がん検診車も出動します。
今年も名古屋のシンボル「テレビ塔」と「オアシス21」がピンク色に染まります。
対象:職場などで受診する機会のない40歳以上の女性市民 (昭和53年3月31日までに生まれた方)で前年度に本市の乳がん検診を受診していない方。
もしくは平成29年度の無料クーポン券の対象の方。
費用:500円(免除制度あり)
「エシカル」(思いやり)をテーマに開催される毎年恒例のイベント"エシカルでいきましょ"にて今年も名古屋市乳がん検診を行います。
乳がん検診の大切さを知ってほしい・・・
楽しく知ってチャリティに参加できるマラソン大会です。
皆様、奮ってご参加ください。
生涯、乳がんを患う日本女性の割合は11人に1人と言われています。
当初の乳がん検診率7.8%でしたが、今まで多くの方々のご支援応援をいただきながら活動の幅も広がり、
現在の検診率は約38%と高くなりました。
早期発見し、適切な治療を行えば良好な経過が期待できる病気でもあるのです。
40歳を迎えたら2年に一度の定期健診を積極的に受診しましょう。
上半身裸で仰向けに寝て、乳房にエコーの機械をあててゆっくり動かしながら乳房の画像のチェックをします。
超音波では手で触れられないような数ミリの小さなしこりを見つけ出すことができます。
痛みはなく、妊婦さんや20代の人、胸の張りが強い人でも受けられる検査です。
プラスティックの板で乳房を平たくなるように挟んでレントゲン撮影を行います。そうすることで乳がんの初期症状の一つである石灰化を映し出すことができます。痛みを伴うこともありますが、マンモグラフィは非常に有用な検査方法です。20代の人や胸の張りが強い人には不向きと言われています。反対に、 乳房が大きく深部まで超音波が届かない人や閉経後など40歳以上の人はマンモグラフィ検査が適している といわれています。それぞれ検査には特徴がありますが、例えば日本人は40歳を過ぎても乳腺が厚い人が多くマンモグラフィ検査を行っても白い部分=厚い乳腺によりしこりなどの所見が隠れてしまい見つけにくいこともありマンモグラフィだけでは検査が不十分なケースもあります。
乳がんは自分で発見できる数少ないがんです。早期発見のため月1回のセルフチェックを習慣づけましょう。
月経終了後4~5日後くらいに、閉経後の人は毎月、日にちを決めて行いましょう。
セルフチェックと並行して、必ず定期検診を受けましょう。
ピンクリボン月間中は名古屋市による乳がん検診バスでの検診も行われます。
(対象者、費用など詳細はHPをご覧ください。)
乳がん発病により、悔しく、悲しい思いをする人が一人でも減って欲しい。
「早期検診」「早期発見」「早期治療」の大切さを知って欲しい。
大切な命、大切な人を守るために。女性だけでなくご家族、お友達とぜひご参加ください。
詳しくは名古屋ピンクリボンフェスタ2017月間特集サイトをご覧ください。
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エディター:名古屋ピンクリボンフェスタ実行委員会委員長 伊藤加奈子
ココカラウィメンズクリニック院長/産婦人科医師
女性のための癒しと医療の総合施設「ココカラウィメンズクリニック」院長。統合医療、代替医療の普及、自然派美容、
食育などの観点から女性の健康とライフスタイルを支援。 「NPO法人ウーマンリビング代表理事を務める。