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発達障がいに関するFAQ(乳幼児編)

■発達障がいに関するFAQ(乳幼児編)

なかなか言葉を話しません。これって障がいなんでしょうか?

子どもの言葉の遅れは周囲が気づきやすいですし、親としてもとても気になるところですね。
“同じ月齢の子たちが言葉らしきものを話し出しているのに、
うちの子は全然話さない。” 心配ですよね。
でも待ってください。子どもの成長や発達をみる尺度は言葉だけではありませんよね。
ですから私は、「言葉をなかなか話さない」これだけを取り出して、障がい云々と心配するよりも、乳幼児の頃からの成長を全体的に見て考える方がよいと思います。

言葉を使っていなくても子どもとコミュニケーションができていると感じるときがありますか?
例えば子どもと公園で遊んでいるとき、何か気になるものをお子さんがみつけたらそれをあなたに見せに来たりしますか?
もしそういう行動が見られたら社会性は順調に育っていると考えられるかもしれません。
ただ、自分の子どものことを冷静に見ることはとても難しいので心配なことがあればやはり専門家に相談することが大切だと思います。
障がいのあるなしにかかわらず、信頼できる専門家との出会いはこれから長く続く子育てにとってとても心強いものですから。

追記)言葉の遅れは発達障がいだけが関係しているのではありません。
聴覚や発声に関する機能的な障がいも考えられます。ですからやはり病院に相談することをお勧めします。

健診の後、保健師さんに市の親子教室に行くように言われました。
行かないとダメですか?

発達障がいの診断を受けた子どもの母親へのアンケート結果で私にとって印象的なものをご紹介します。(記憶からの引用なので若干の文言の違いがあることをご了承ください)
質問は『いつごろから自分のお子さんとほかのお子さんの違いに気づいていましたか?』
これに対して最も多かった答えが、『実は小さなころから、わが子はほかの子どもと何かが違うと感じていた』

そうなんです!“何が”、とは言えないものの、“何か”違うことはわかってるんです。(自分の経験です。)
だからとってもイヤでした。乳幼児健診。何か言われるんじゃないか、きっと何か言われるだろう、と。もうビクビクしていました。

だからこそ、是非、保健師さんやお医者さんに親の心情をわかってもらいたいのです。
なんとなく気づいているけれど、他人(ひと)には指摘されたくない気持ちを。
だって目の前のわが子はまだとっても小さくて、大きくなるにつれて変わるかもしれないって思えるんですから。

保健師さんが子どもの発達を考えて親子教室へ通うよう、助言してくださっていることはよくわかりますし、とてもありがたいことだと今なら思えます。
早期発見早期療育は私もとても大切だと思います。ですがそれと同じように母親への配慮も、是非お願いしたいと思います。
まずはそれまでの子育てのねぎらいと不安や悲しみに寄り添って母親との信頼関係を作ってほしいのです。

すいません。つい興奮して前置きが長くなってしまいました。
ええと、市の親子教室でしたね。「行きなさい」と言われた。と、ありますが、この言葉になんの拘束力もありません。
行かなかったからといって罰則ももちろんありません。
ただ、私がこのご質問に答えるとしたら、こんな感じになります。
『子どもとうまくかかわれない、かかわり方を知りたい、と思っている人は一回は行ってみてもいいんじゃないですか。』

理由は行ってみたらそこにあなたを理解し、あなたの子育てを応援してくれる人と出会えるかもしれないからです。
それにもしかしたら、同じ様な悩みや不安を抱えているお母たちに出会えるかもしれません。
もしそんな出会いがあったとしたらその場はあなたにとってとても大切な場所になると思います。

また、行ってみたもののそこの先生とどうしても相性が悪い、行ったら苦しくなる、ならやめてもいいと思います。
その場合は親子教室に行くことをすすめてくれた保健師さんに相談してみるのがよいと思います。

行く行かないにかかわらずお子さんの発達を注意深く見守ることは大切なことです。
もし不安や心配があれば、つながりができた保健師さんやお医者さんなどに相談して自分一人で抱え込まないようにしてくださいね。

追記)ここでは親子教室と表記しましたが市町村によって名称や形態は異なります。

(アドバイザー:いちばんぼし たれみみ)

 

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