中医学での季節の表し方は基本的には24節季で考えます。
大暑・立秋・処暑・白露の間(今年は7月22日~9月7日)を長夏といい、そして秋は立秋~霜降(今年は8月7日~10月23日)となります。長夏は日本の梅雨と似ており、この長夏を日本の梅雨の時期に当てはめて考えたりしますが、実際は節気として決まっています。
この時期は暑い季節から除除に涼しくなり、陽盛から陰盛への変更期となります。そして冬に入る準備の期間でもあります。
薬膳的には 長夏に活発に働く脾臓をいたわりながら体にこもった熱をとって夏バテを予防し、秋に活発に働く肺を乾燥させないようにする養生をします。
<脾をいたわる・体にこもった熱をとる・気の流れを良くする・肺を潤す >
※24節気とは 太陰歴を使用していた時代に季節を知るために取り入れられた考え方ことで1年を24等分した約15日の季節のこと。
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エディター:谷口千尋
家庭薬膳料理家
各種メーカーのカタログやポスター撮影時のフードコーディネートやメニュー提案・ テレビのコーディネートを手掛ける一方、薬膳の考え方やメニューの普及を目指し、料理 イベント・教室・お店へのメニュー提案など行う。