乾燥する季節はのどや鼻などの粘膜を傷めやすくなります。粘膜の再生や、炎症を抑え保護をしてくれるようなハーブはいくつかあります。
マロウ(ウスベニアオイ)、カレンデュラ(マリーゴールド)、エルダーフラワーなどがおすすめです。
これらのハーブとジャーマンカモミールをベースに調合すると美味しいハーブティーにまとまります。
ジャーマンカモミールは保湿も期待できますから湯気を顔に当てながら飲んでみるのもいいかもしれませんね。
また風邪やインフルエンザにも気をつけたい季節でもあります。上記のブレンドにエキナセアをプラスして免疫力アップもおすすめです。
乾燥肌でお悩みの方は、ローズヒップとハイビスカスをベースにして粘膜系のハーブと組み合わせるといいでしょう。
- ジャーマンカモミール
- さまざまな働きがあるので女性や子供におすすめのハーブ。鎮静作用、抗アレルギー作用、ストレスを感じている時に。
- マロウ
- 紫色の花びらを使用。咳や気管支炎、喘息などでつらいときに。風邪やインフルエンザの引き始めにも。
- カレンデュラ
- 発汗作用、抗菌、殺菌作用が強いハーブ。消化器系の炎症などを軽減してくれたり、生理痛を和らげてくれる。
- エルダーフラワー
- ヨーロッパでは「庶民の薬箱」の愛称で親しまれている。風邪の予防や引き始めに。喘息や花粉症などののどの痛みがあるときも。
- エキナセア
- 抗ウイルス性、抗菌性が高く、免疫機能の強化に。風邪やインフルエンザの回復を助けてくれる。
冷え性でお困りの場合はぽかぽかハーブで対策しましょう。ハーブティーってココロもカラダも温めてくれますよね。
中でもシナモンやクローブなどスパイス系やジンジャーなどはイメージしやすいですよね。
これらをベースに発汗作用のあるルイボス、リンデン、エルダーフラワー、レモングラスなどと血行促進作用のあるハーブ、ローズマリー、ギンコ(イチョウ葉)、ネトル(セイヨウイラクサ)などの組み合わせがおすすめです。
今回はちょっとくせのあるハーブが多く登場しました。こんな時は、けんかをしないような選び方や分量が重要になってきます。
例えば味や香りの強いハーブを1種類決めて、それからそのハーブと相性のよいハーブ、もしくはあまり主張しないハーブを上手に調合してあげるのが美味しいハーブティーを作る秘訣です。
ブローロでは乾燥させたりんごとステビアをプラスして、これからの季節にはぴったりのハーブティーに仕上げてご提供しています。
- ルイボス
- 抗酸化作用や代謝促進で有名なハーブ。虫歯予防や、老化防止などにも。
- リンデン
- 血圧を下げる働きがあるので就寝前がおすすめ。ストレス性の不眠や高血圧の方に。
- レモングラス
- 消化促進作用、食欲増進作用、胃腸不全などに使用。食前や食後におすすめのハーブ。
- ローズマリー
- 血液循環を促進することから、記憶力や集中力を高めたい時に。低血圧の方は目覚めの1杯がおすすめ。
- ギンコ
- 抗酸化作用、血行促進作用など。アルツハイマーの予防にも。
- ネトル
- 花粉症の症状緩和で有名なハーブ。ビタミンやミネラルなどの栄養も高く貧血予防や糖尿病のケアに。
- シナモン
- 身体を温める強い作用が期待できる。お腹を冷やしてしまった時にも。
-
エディター:太田 智郁
ハーブ・プロフェッショナルアドバイザー、ハーブティーカフェ・broloオーナー
独学でハーブを学び、PAH(プロフェッショナルアドバイザーオブハーブ)の資格を取得。ワイルドハーブに特化しておりハーブティーを独自の調合、ブレンドをしハーブ療法を始める。
現在はカフェを経営しながら全国のクリニックやサロン等にハーブを卸したり セミナーや教室を開催している。