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発達障がいに関するFAQ(就学、学校生活編)

■発達障がいに関するFAQ(就学、学校生活編)


特別支援学校、特別支援級、通級ってどう違うのですか?

文部科学省のホームページに特別支援教育の概念図がありましたのでこちらをご覧ください。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/001.pdf

特別支援コーディネーターってなんですか?
子どもが通っている小学校にもいるんですか?

平成19年4月1日の特別支援教育の推進について(通知)の中の
『3. 特別支援教育を行うための体制の整備及び必要な取組(3) 特別支援教育コーディネーターの指名 』
にはこのようにあります。

『各学校の校長は、特別支援教育のコーディネーター的な役割を担う教員を「特別支援教育コーディネーター」に指名し、校務分掌に明確に位置付けること。
特別支援教育コーディネーターは、各学校における特別支援教育の推進のため、主に、校内委員会・校内研修の企画・運営、関係諸機関・学校との連絡・調整、保護者からの相談窓口などの役割を担うこと。また、校長は、特別支援教育コーディネーターが、学校において組織的に機能するよう努めること。』

ですからご質問者のお子さんが通っている小学校にもコーディネーターの先生はいらっしゃるはずです。
 


 学校の先生から「子どもが授業中、じっと座っていない。時には教室を飛び出してしまう。」と言われました。
どうすれば授業をきちんと受けられることができるようになりますか?

学校でのお子さんの様子は直接見ることがなかなかできません。
ですから先生からご質問のようなことを報告されるともう悪い想像がモクモクモクと果てしなく広がってしまいますよね。
電話が鳴って「○○小学校」という液晶表示を見るだけで寿命が縮まり、「今日は何やったんだーっ!」と想像を超えて妄想までしてしまう気持ち、ほんとによくわかります!

ただ想像、妄想を広げる前に大切にしてもらいたいなぁと思うのは客観的な情報を集めるということです。
『じっと座っていられないようです。』 『時には教室を飛び出してしまうこともある』
これらの言葉から思い浮かべる子どもの状態は人それぞれだと思います。
つまり先生が見ている子どもとあなたが頭で描いている子どもの姿は必ずしも一致していない、ということです。
今回のケースのように主観的な情報だけの場合、伝えた人と、伝えられた人との理解に差が生じてしまうことは仕方のないことです。
しかしこの差が危険なのです!最初は小さな差かもしれませんが、時間がたつにつれその差は大きくなってしまうかもしれませんし、なによりも誤解が生まれてしまう可能性があります。

では理解の差を生じさせないためにはどうすればよいでしょう。
ちょっと難しいかもしれませんが、今後の子どもへの対応を考えるために客観的な記録をとってもらうようできるだけ丁寧に、先生にお願いしてみましょう。
(自分だけの言葉では心もとない場合は主治医の先生などに援護射撃をしてもらうこともひとつの方法ですね。)

記録を取ることでどんなシチュエーションでお子さんの離席があるのかが見えてきます。
例えば特定の授業、○分後、など。離席はお子さんからのサインだと大人が理解できればいいですね。

Q6でも同じようなことを書きましたが、お子さんだけを変えるのではなく、環境を変える働きかけを是非行ってください。
授業の場合なら、教室環境、教え方、課題の難易度、量、達成感、などが考えられますね。

学校から子どもが泣いて帰ってくることが多いです。
ひょっとしたらいじめに遭っているのではないでしょうか?

子どもが泣いている姿を見ることは親にとってとてもつらいものです。
特に学校は保護者の目の届かない場所ですからいろいろと心配になりますね。
さて、今の情報だけではいじめにあっているかどうかの判断はつきかねますが、
お子さんがなんらかの困った状況にあるということは言えると思います。
この場合、つい子どもにたくさんの質問をしてしまうのですが、気をつけなければいけないことがあります。
それは子どもから正確に聞く、ということです。

でも、その前に、

泣いている子どもを前にとても難しいことですが、まず気持ちを落ちかせる努力をしましょう。(深呼吸や水を飲んでもいいでしょう。)
気持ちがカッカしているときの考えや思わずとってしまった行動が事態を好転させることはほとんどありません。(経験談!)

少しでも落ち着いてきましたか?それではどうすればいいのか考えてみましょう。

発達障がいをもつ子どもすべてではありませんが、身に起こった出来事を時系列にわかりやすく説明することは
とても苦手な人が多いです。お子さんから情報をえる場合は、お子さんが考えを整理しやすい聞き方(※2)をしてあげてください。

そして何らかの問題が学校(登下校も含む)で起こっているならば学校との連携は不可欠になってきます。

この場合、事実確認が非常に大切になります。
あなたの感情や推測はできるだけ省いて、知り得た事実をできるだけ客観的に落ち着いて伝えましょう。
そのときに、わかっていることはもちろん、わからないこともきちんと学校に伝えましょう。
このような態度が話し合いの土台となる信頼関係を作っていくのだと考えるからです。

またお子さんから特定の児童の名前が挙がったとしても、保護者同士で話し合うことは避けましょう。
問題がこじれるケースが多くあります。(これも経験談!)

そして、お子さんからの情報や学校からの情報でやはりいじめが起こっているとわかったときには
保護者と学校が断固としたメッセージを出す必要があります。

まず、いじめられている子どもに対しては
『あなたは悪くない』
『いじめがなくなるまで一緒にたたかう』というメッセージ。

そしていじめている人、いじめを傍観している人に対しては
『いじめている人がちょっとふざけているだけといってもいじめられている人がツラいと感じるならばそれはいじめだ』
『いじめは絶対に許されないこと。私たちはいじめを絶対に許さない』というメッセージです。(こちらは学校側にお願いしましょう)

いじめを根絶することはとても難しいことですが、本人と保護者、そして本人が信頼する先生でチームをつくり、
いじめとたたかってください。この経験はいじめられている子どもにとって、『一人ではない』『自分で問題に対応できる』という自己肯定感の向上につながるからです。

※2 大人が思っている程には、またはご本人がしゃべっている程には、聞き取り能力がない場合があります。
   まさに発達の凸凹ですね。
   お子さんの理解の助けとなる方法を普段から知っておくことが緊急時に役立ちます。
   私は子どもと話をするときによく使うのはコミック会話(※3)です

※3 「コミック会話」法は、自閉症スペクトラム障がいの子どもに、その障がい特性に合わせて「ソーシャルな情報」を教える方法。
   簡単な描画と色を使って進行中の会話を図示することで情報交換を理解しやすくする。その手法を解説。
   (参考文献:コミック会話 キャロル グレイ 明石書店)

(アドバイザー:いちばんぼし たれみみ)

 

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